2019年8月中旬に発刊される健康雑誌「壮快10月号」に先日テレビで紹介された「ヨーグルト味噌漬」の特集が掲載されます。ここでは放送時間の関係でテレビで紹介できなかった当クリニックの本式の作り方が紹介されます。ご一読ください。9月中旬発刊「壮快11月号』とお知らせしていましたが、急遽10月号に前倒しになりました。お間違えのないようにお願いいたします。
1)当院は「医食同源」をキーワードに、女性の一生を、健康で明るく生き生き
と生活できるようにお手伝いするクリニックを目指しています。
2)食生活全般におけるアドバイスを行います。
3)体質に合わせた漢方薬の処方をいたします。
4)食生活の改善による減量のお手伝いをしています。 それを通して生活習慣
病の改善や予防を目指しています。
5)従来の対症療法(血圧が高い時は血圧を下げる薬の 投与、コレステロール
が高ければコレステロールを 下げる薬の投与)はとらず、本質的根本的治
療を目指します。
6)人を臓器の集まりであるといった「臓器別」医療ではなく、全人的医療を目
指しています。
7)「心身一如」といいまして、心と身体は別だという考えはとらず、病気や身
体の不調をある種のメッセージ(信号)ととらえ、心の問題も真正面から取
り組みます。
8)更年期障害を、各人に合わせて、漢方薬とホルモン補充療法の組み合わ
せで対応します。
9)不快な身体各所の痛みをレーザー治療や鍼灸(はり)、温熱療法で治療します。
10)当院全体を癒しの空間にして、受診した人に安らぎを与えるように造りました。
11)従来のあらゆるダイエットに失敗をくり返した人達に対してアドバイスをします。
*減量(通院)期間について
当院に通院してダイエットにチャレンジしている人の通院期間は、減量の程度、生活環境、職業、本人の減量に対する姿勢により様々です。おおよその目安は10kg程度の減量であれば3~6ヶ月、15kg前後の減量は5~8ヶ月の期間を要します。
当院で減量に成功した人の体験談です。当院には多数の体験談がありまして、治療期間中に参考にしていただいています。ここではその中の一例を紹介させていただきます。なお、匿名ではありますが、ネットで紹介する旨は本人さんに了承していただいております。これから当院で減量にチャレンジする人は参考にして下さい。
* その1:Mさん(44歳)長崎県在住
78.6kgから55.8kgまでの22.8kg減量
減量期間 6ヶ月
① はじめに
先日光武先生より「よく辛抱しましたね。目標達成です!」と言われましたが、あまり実感がなく、今この原稿を書きながらも、「本当にいいのだろうか」という感じです。しかし、ここまでこられたのも先生はじめスタッフの皆さんそして家族の協力のおかげと思います。私の経験が少しでもお役に立てばと思い筆を進めることにしました。
院長註:当院で御指導しています食事法に対するMさんの取り組みは、皆さんのお手本になるほどすばらしいものでした。真剣に取り組んでいただき院長も感謝します。せっかく目標達成したわけですので、これからも体重の維持のために、更なる精進と努力を重ねて下さい。当院の食事法は何のためにあるかといいますと、痩せるためではなく「維持するため」にあるのです。
② 太ってきたわけ
思春期以降、ずっと太目の体型でしたが、特に出産を契機に脂肪が定着するようになりました。さらにあっちのお店こっちのお店と食べ歩きが趣味でしたので、肥満街道まっしぐらでした。
③ 今までチャレンジしたダイエット
食べることが大好きでしたので、1回マイクロダイエットをしたことはありますが、それ以外はあまりチャレンジしたことはありません。
④ 当院を受診したきっかけ
久しぶりに会った友人が、スッキリとスリムになっていたので「どうしたのか」と聞いたのが当院を知る直接のきっかけでした。さらに友人に会った直後に、受けた人間ドックの結果脂肪肝と肝機能の低下が認められ、「これはもうやせなければ長生きできない」という危機感から受診しました。
⑤ 当院減量中のこと
最初に受診したとき、先生からの情報量が多く消化し切れませんでした。6ケ月で22kgの減量と言われたときは、「え~そんなこと無理だ!」と正直思いましたが、6ケ月で22kgということは1ケ月4kg1週間1kgこれならなんとかなるかもと思い直しました。(院長註:院長の場合目標体重までの達成期間は初診時の直感で個人の能力に応じてお話ししています。)そして、先生の言われることを素直に一つでも多く自分の身につくようにしようと思いました。そして言われたように食事を変えただけで、1週間に4キロ減量できました。もともと乳製品・アルコール・コーヒーは取っていなかったので、それをやめるようにいわれたことは苦にならずラッキーだったと思います。
お菓子類は、受診初日から一切とりませんでした。早く目標達成するために、動物性の蛋白質を夕食時に取らないことも実行しました。ともかく料理が苦手でしたので、奥薗さんの料理本をバイブルにして通院の帰りに嬉野町・吉田の野菜販売所で旬の野菜を買い、ひたすら作れる野菜料理を増やしました。毎週の病院通いもお稽古事に通う感覚で楽しかったです。(但し、この点については夫と義母の全面的な協力のおかげで可能でしたので感謝の一言です。)
子どものように、単に先生に褒められたくて取り組んだのかもしれません。また、少しやせてくると周りの人からいろいろと聞かれますが、それに丁寧に答えていくことで周りの理解を得ることができました。職場で配られるお菓子も最初は断っていましたが、このごろは「いらないですよね。」と配慮してもらい助かっています。
院長註:当院の食事法を維持期間も続けていますと、大腸環境が安定してきまして、何を食べても太らないような体になります。そうしますと、少々のお菓子を食べても、太らなくなります。ただしこれには、個人差がありまして、維持期間にお菓子のチョコチョコ食いが再び始まり、あっという間にリバウンドという人も結構います。この点は今でも見極めが難しい所です。
⑥ 減量前と目標達成後の気持ちの変化
減量に取り組む前は,本能のままに食べていたと思います。病院での学習を通して食品添加物をはじめ環境のこと、本当に体によい食べ物とはどういうものか等々多くのことを学ぶことができました。また、気持ちの持ち方で自分だけでなく周りの人間関係までよくなり、穏やかな生活が送れるようになってきています。ストレスのない生活などありえませんが、問題に直面しても以前とは違う考え方が徐々にできるようになればよいと思っています。そして薬を飲み忘れても「1回くらいならいいか。次は気をつけよう」とプラス思考で考えられるようになりました。完壁にやろうとするとかえって続かないと思います。
院長註:これも一概にはいえない難しい問題です。一回くらいならいいだろうと思っていたのが、ズルズルと二回三回となり、もう止まらなくなる人もいます。実はこれが「我慢」と「辛抱」の違いではないでしょうか。
⑦ 食事の一工夫
食事の作り方に関しては、(先にも書きましたが)病院からいただくレシピ集と奥薗さんの料理本を参考にレシピの数を増やしました。奥薗さんの料理本では、作ったもののページに付箋を貼り、家族に評判のよかったものは赤,まあまあのものは黄色と色分けしまし。付箋の数が増えていくのが楽しみで、暇さえあれば
料理本をみていました。その結果、我が家の食卓は激変し、子どもたちも野菜好きになりました。このことは子どもたちの将来にとってもよいことだった思います。
院長註:Mさんが6ヶ月で23kg減量できた理由を垣間見ることが出来ます。これを読んでいる皆さんは、是非参考にしていただきたいと思います。Mさんの痩せる気力といいますか気持ちのエネルギーみたいなものを感じていただき、これを自分の痩せる力に加えていただければ、当院で体験談を作成して読んでいただく意味が出てきます。
また、外食に関しては、自然食のお店を見つけるという新たな楽しみを見つけました。自然食といっても多種多様ですがインターネットで探したり、口コミで聞いたりといろいろやっています。無添加のものやベジタリアン向けの食材なども通販を利用して購入しています。無添加の味噌作りに取り組んでいる味噌屋さんとも知り合いになり、ゆくゆくは自分で味噌作りにも挑戦しようと思っています。今までは新しいお店を発掘することが楽しみでしたが、食事の作り方や食材に関心を持つということで「食」に関する世界が広がり、好奇心も十分満足できるようになりました。
⑧ 維持療法中の注意,その後の食生活上の心掛け
「目標達成」とは言われましたが、本当の勝負はこれからだと思っています。3年間維持できたら本物で今は「仮免」を取れた程度という感じです。かえって毎週病院に通っていたときの方が緊張感があり楽かもしれません。「初心忘れるべからず」という言集のとおりこれからも食事の工夫を重ねていきたいと思います。
⑨ その他
減量期間を通して,あまりきついと感じることはなかったので皆さんの参考にならないのではと思います。むしろ減量したおかげで、頭痛・肩こり・腰痛・膝痛はなくなり、疲れにくくもなりました。生理痛も楽になりましたし、もちろん血液検査の結果はオールAとよいことづくめで怖いくらいです。(それらすべての症状が肥満によるものであったことは実感できましたが・・・)
子どもたちからも「きれいになったね」と言われています。先日洋服を買いに行くと言ったら、スタッフの方から「びっくりしますよ。」と言われました。まずどこのコーナーに行くかも迷ったのですが店員さんから「9号でいいと思いますよ!」と言われ、高校生以来9号サイズを購入しました。本当に信じられない体験でした。これからは,普通のお店でバーゲン品が買えますので買い物の楽しみもできました。今振り返って何が成功の秘訣かといわれても難しいのですが,あえて言うなら「信じること」だと思います。周りの人々に恵まれたおかげでここまで来ることができました。しかし、まだまだ道半ばです。これからも先生はじめスタッフの皆様よろしくご指導ください。
院長註:当院の食事法で痩せられると信じていただいたことに感謝します。確実にいえることは、医師や栄養師がいくら食事のことを指導しても、またどんなに効果的な漢方薬やサプリメントがあったとしましても、それだけでは、減量を成功させ維持させることは出来ません。心の問題の解決や人間的な成長が減量成功には必要なのです。こういった点が、肥満治療が医療の中で最も難しい治療であるといわれるゆえんです。Mさんは6ヶ月で23kgの減量に成功されました。当院でも成績優秀な方です。この体験談には参考になることが盛りだくさんです。今減量中の方には是非見習ってほしいと思います。ご協力ありがとうございます。
*その2:Eさん(28才)福岡県在住
79.7kgから48.5kgまでの31.2kg減量
2013年7月20日から2014年4月12日まで約9ヶ月間の治療
① はじめに
私は光武先生との出会いで人生が変わりました。
院長註:Eさんよく辛抱して目標達成されましたね。おめでとうございます。
② 太りだしたきっかけ
中高生の頃も痩せていたわけではありませんが、特に太ったのは高校を卒業し就職してからです。不規則な仕事で帰りが遅くなることも多く、22時・23時に帰宅しても、お腹いっぱいにご飯を食べるという生活でした。仕事のストレスもあり、食べることが好きで、食べたいものを好きなだけ食べていたのが太った原因だと思います。
院長註:やはり夜遅く食べますと、太りやすいですね。体が疲れた状態で、夜遅く食べるとさらに太りやすくなります。
③ これまでチャレンジしたダイエット
19歳の頃に一度チャレンジしたことがあります。豆腐や、もずくなど、カロリーが低いものだけしか食べないダイエットで、一ヶ月で5キロほど減りましたが長続きせず、食生活を戻すと、体重もすぐに戻ってしまいました。
院長註:当クリニックの食事法はカロリー計算は必要ありません。当クリニックの独自の法則に従って食事の内容を変更していただきます。
④ ホロス光武クリニックを知ったきっかけ
母の知人が減量に成功したという話しを聞き、母に話しを聞きに行ってみようと誘われたのがきっかけです。
院長註:痩せるきっかけというのは大事ですね。
⑤減量中(通院中)のこと
母に初め光武クリニックの話しを聞いた時は、何十キロも減量するには過酷は運動や、食事制限をしなければならないとイメージしていました。しかし、実際に訪れて看護師さんから食
事療法の話しを聞くと、思っていたほど過酷な内容ではなく、「これなら私にもできるかもしれない!」と思いました。
減量初めの頃は食事が物足りなく感じたり、夜遅くに主人の食事を作っているとお腹が空いてしまい、つらいなぁと感じたことはありましたが、苦しかったことは、今思うと特にありません。
元々コーヒーとお酒が飲めず、果物と野菜が大好きで、パンよりもご飯が好きでしたので、この減量に向いていたと思います。思うように体重が減らなくなり焦ることもありましたが、先生や看護師さんから「大丈夫、焦らずに、」と声をかけられ、とても励まされました。また、通院するのに自宅から往復5時間かかりましたが、一緒に通う母のおかげもあり、一度も休むことなく通えたことも減量につながったと思っています。
減量当初は友人や職場の人にも減量のことを話せずにいましたが、10キロ、15キロと減量するうちに回りの人にも「最近痩
せた?」と気付かれるようになり、皆に減量のことを打ち明けてからは、一緒に食事する際、私に合せてもらえたり、職場ですすめられるお菓子を断りやすくなったりと、とても過しやすくなりました。やはり、先生が言っていた通り、一人でこっそりでは無理なのだと思いました。
楽しかったことは、減量がすすむにつれ、色々な服が着れるようになったことです。前の私はサイズで服を選び、より太ってみえるからと明るい色を避け、暗い色ばかり選んでいましたが、今は好きな色、デザインのものが着れるようになったことが何よりも嬉しく幸せです。
また、減量中は以前よりも外に出掛けたいと思うことが多くなり、久々に会う友人に「痩せた!」「キレイになった!」「意志が強いんだね!」と驚かれることが嬉しく、そのことが私のモチベーションになりました。
院長註:減量期間は長いので途中いろいろなことが起こります。この間はやはり周りの人の協力が必要になります。そのためには日常の自分自身の日常の考え方や立ち居振る舞いが変わることが、周りの人の協力を得ることが出来るようになるコツです。当クリニックでは食事法だけでなく、そのような日常の考え方や行動を変えるヒントも合わせてご指導しています。
⑥ 目標達成後の気持ちや体の変化
気持ちはすごく前向きになったと思います。この減量が私の自信となり、これからはオシャレもそうですが、体を動かすスポーツなど色々なことに挑戦したいです。
20歳頃から、ひどい頭痛に悩まされていましたが今では頭痛もなくなり、体も軽くなってすごく嬉しいです。
院長註:肥満の方に多い症状の一つとしまして頭痛があります。これは、ただ単に頭痛薬を医療機関で処方してもらって内服するだけでは何の解決にもなりません。これも当クリニックの食事法をマスターして、減量してくるに従って次第に解消するケースが多いです。
⑦ 食事の一工夫
食事療法に慣れてきてからは、夕飯では動物性タンパク質をとらないよう心掛けています。物足りなく感じないように厚揚げをよく使っています。お味噌汁に入れたり、野菜と煮たり、焼いたりと色々な料理に使えて、食べごたえがあるので、お肉の代わりに使うのがオススメです。(もちろん、油抜きは欠かしません。)
献立は毎週クリニックでもらえる献立表を参考にしました。
元々、特にお腹が空いていると、あまり噛まずにパクパクッと食べるのがクセになっていましたので、とにかくよく噛んで食べるように心掛けています。
院長註:当クリニックの治療の基本はやはり食事です。献立メニューをそのままそっくりまねて実践していると、次第に体重が減少するようにプログラムされています。なぜそうすると痩せるのかといった理屈は最初はあまり考えずにやっていると、次第に痩せる法則がわかってきます。問題はこれを続けることが出来るかですね。Eさんは幸い当クリニックの食事がきちんと身に付いて理解していただきました。今後はこの食事法を続けて、ぜひリバウンドしない体になっていただきたいと思っています。
⑧ 維持をする上での心がけ
維持が始まったばかりですが、維持ではなく、もっと体重を落とすつもりでクリニックで習った食事法やストレッチを一生続けていこうと思っています。
夕飯は18時30分までに済ませるように心掛けています。日頃から、きれいな盛付けにこだわり、楽しく食事することを心掛けました。
院長註:実は痩せることよりも維持することが難しいのです。見た目の変化はもうないのに、努力は続けなければいけない所が苦しい所です。31kgにも及ぶ減量の場合は、少なくとも2年間は維持をするという気持ちを持ち続けて下さい。
⑨ あとがき
この減量法と出会えたことは幸運でした。光武先生や看護師さんはもちろん、クリニックに行こうと誘ってくれた母、支えてくれた家族、応援してくれた全ての人に感謝しています。
これから痩せようと思っている人にはこう断言できます。「食べたいものをガマンするくらいなら痩せなくていい!」と開きなっていた私でも減量できたので、痩せたい気持ちがあれば誰にでもできると思います。自分の体の為に、これかも気を抜かずに頑張ります。
院長註:「人は出会うことによって劇的に変わることが出来る。いい方にも悪い方にも。」 院長は最近つくづくそう思います。もちろんEさんと院長は良い縁だったなと思います。これからも、今の体重をずっと維持していただくことを切に願います。御協力ありがとうございました。
*その3:H さん(32才)長崎県在住
70.1kgから 55.0kgまでの 15.1kg減量
2014年10月 ~ 2015年5月までの7ヶ月間の治療
① はじめに
光武先生と出会えたご縁に心から感謝しています。飽きっぽく、何事も三日坊主な私がひとまず目標達成までたどり着けたのも、私の事を信頼して全力で指導して下さった光武先生と、優しく時に厳しくいつも見守ってくださったスタッフの皆さんのおかげです。ありがとうございます。維持期間も変わらずご指導よろしくお願いします。
院長註:Hさん、目標達成おめでとうございます。Hさんは当クリニックの食事法を真剣に取り組んでいただき、きちんとした結果を出されました。今後は、この食事法を維持期間中に完全に身につけることが出来るように努力して下さい。
② 太ってきたわけ
もともと小さい時から太っていて、一人暮らしになってからは好きな時間に好きなものを食べれるようになり、運動嫌いなこともあり、どんどん太っていきました。夜遅く食べたり、甘いものばかり食べたり、同じものばかり食べたり、自堕落な食生活と運動不足が一番の理由だったと思います。
院長註:現代社会においては、普通に生活していると、殆どの人が次第に年齢を重ねるに従って、脂肪が蓄積してきます。理想的には、20代の後半から30代にかけて、食事法や生活習慣を見直して、きちんとした食事法を身につけると、肥満だけでなく、その後の病気や老化を防止できます。Hさんはちょうど良い時期に当クリニックとの縁ができたことになりますね。
③ これまでチャレンジしたダイエット
炭水化物抜きダイエット、朝バナナ、ビリーズブートキャンプ、置き換えダイエット、ジム通い、ウォーキング。いいと聞けばとりあえず何でも試してみました。
院長註:最近炭水化物抜きダイエットというのが流行っています。これは当クリニックではおすすめしていません。数あるダイエットの一つとして、いずれ自然淘汰されると思いますが、体を壊しますので、自己流ではやらない方が良いでしょう。
④ 当クリニックを受診したきっかけ
不摂生な生活とストレスによる食べ過ぎで、半年で6kgも太ってしまい、持っていたスカートのウエストはゴムになっているものでさえ、全て入らなくなってしまいました。当然体重は過去最高にまでなってしまいました。
今までもダイエットは色々やってみて4~5kgくらいは減るものの、その先が上手くいかず、挫折して、そのあとすぐリバウンド。しかも、もはや4~5kg痩せたところで、太り過ぎの私は標準体型にも届かないような体型になっていました。
せめて普通の服が入るくらいになりたい!でも大幅に痩せるのは一人ではもう無理かもと思いました。一人でのダイエットはもう限界だと諦めかけていた時、妹の知り合いの方がホロス光武クリニックに通い始めて13kgも痩せたという話を聞いて、藁にもすがる気持ちで予約の電話を入れたのが始まりでした。
院長註:妹の知り合いの方が当クリニックと縁があり、それを耳にしてHさんは行動に移されました。もし、それらの一つでも欠けていたら、当クリニックとの縁はなかったわけですし、この体験談もなかったわけです。これを読んで、自分もやってみようという人が出てくるかもしれません。 これも縁ですね。このように縁というのはずっとつながっていくものなのです。良い縁に巡り会えるかどうかは、運次第ということになりはしますが、その運をつかむには、常にアンテナを張っていなければなりません。そして何より「自分は痩せたい」と思わなければ何も始まりません。
⑤ 当クリニックでの減量中のこと
目標達成まで7ヶ月かかりましたが、ほとんど楽しんで通っていました。毎週長い道のり運転でしたが、習い事に通っている
ような感覚で、全く苦になりませんでした。初めの頃は言われたことをただやるだけで、面白いように体重が減っていき、それが嬉しくて毎週毎週、先週より太らないよう、できたら痩せて病院に行けるよう、何とか調整してやろう!という気持ちでいっぱいでした。体重が減っていれば嬉しいし、光武先生にも褒められるし、週一回の通院がとても楽しみでした。
ただ7ヶ月の間には、途中気持ちに油断が生まれてしまったこともあり、なかなか体重が減らない時期もありました。そんな時はモチベーションを再びあげるために、どうして自分が痩せると決めたのかを思い出すように、病院に通い始めた時に書いていた日記を読み返して、食べ過ぎてる場合じゃない!!と自分に言い聞かせていました。
そんな通院生活の中、光武先生に何枚かのポストカードを頂きましたが、その中にとても私の心に残っている一枚があります。
「がまんじゃないよ しんぼうだよ」
通院中に渡されるファイルの中にも何度も出てきたこの言葉が、上手くいっている時も、ダメな時も、いつも私の気持ちを支えてくれました。
通院し始めの頃、「がまんとしんぼうの違いがわかる?」と先生に尋ねられ答えられなかった私に、目的意識があるか、ないかで結果は全く違ってくるんだよと教えてもらってから、常にその言葉が頭の隅にあるようになりました。
私はなんのために辛抱して、目標を達成したらどんな風になりたいのか。初診では答えられなかったのが、この7ヶ月の間にはっきりと見えるようになりました。今考えると、これが私の目標達成まで導いてくれた大きな道しるべだったと思います。
院長註:院長は18年以上肥満治療に取り組んできましたが、その中で減量成功の神髄にあたる言葉が「がまんじゃないよ しんぼうだよ」です。Hさんはその言葉をしっかりと理解して実践し、結果を出していただきました。医者(食事指導のコーチ)としてこれ以上の喜びはありません。
⑥ 減量前と目標達成後の気持ちの変化
何より変わったことは、体以上に心が軽くなったことです。
以前は、見た目に関しては特に人と自分を比べて自己嫌悪になることが多かったのが、前よりは自分を基準に考えられるようになりました。周りの痩せている人と比べたらまだぽっちゃりしているかもしれないけど、以前の自分よりは痩せているんだから、リバウンドしないようにがんばろうという感じです。
心にゆとりができたのか、気持ちが楽になりました。
院長註:Hさんは来院時に70kgありましたが、身長が高いせいもありまして、実際は院長が見ても(肥満した人ばかり見ていますので•‥)、そんなに太っているようには見えませんでした。しかし、15kgの減量をした後、初診時の姿と減量後の姿を写真で比較してみますと、まさに別人のようにスリムになりました。しかも、55kgよりも、さらに痩せて見えます。人間だけでなく動物もそうですが、見た目よりも体重が重い方が健康です。なぜかというと、比重の軽い脂肪が少なくなると、身体が充実した分、実際の体重より細く見えます。Hさんの場合、一般の人が見れば、50kg前後のように細く見えます。
⑦ 食事の一工夫
体験談で食事日記を付けている方の話を読んで、いいなと思い真似をしていました。その日食べたものを全て手帳に書いて、何をどれだけ食べて、どんなだったとか。(大皿で食べ過ぎたとか、だらだら食べてしまったとか、楽しくたべられたとか)その時の気分や体調なんかもメモしておくと、あとで体重のグラフと見比べて参考になりました。そして調整日の前の日になると、食事日記を読み返して、このメニューの時は体重が
減ったなとか、これを食べた時は全く減らなかったなとか作戦をたてながら、よく調整日を乗り切っていました。
院長註:う~ん、なるほど、そうだったんですか。当クリニックは18年の歴史があるため、多数の体験談があります。Hさんは、その中の一つの体験談が役に立ったんですね。院長も嬉しいです。例えば、今までおかずを大皿にドカ~ンとテーブルの真ん中に置いて、各自好きなだけ食べていたのを止めて、個別に盛りつけしただけで結果が出てきた人もいます。その人は、家族が食べ残した分は最後に自分が全部食べていたそうです。これじゃ太りますよね。治療期間は数ヶ月から一年に渡る人までいますので、この間良い時も悪い時もあります。食べたものを日記につけておくと、良い時にどのようなものを食べていたか、見直すことも出来ます。
⑧ 維持療法中の注意点、その後の食生活状の心がけ
次の通院まで、長く期間が空くからと油断し過ぎないようにしたいです。まだ維持期間が始まったばかりですが、通院間隔が空いてきますので、減量期間中よりも体重維持が難しいです。
これからはあまり体重の振り幅ができないように生活したいと思います。
院長註:目標達成してから6ヶ月後から体重が増加してくるケースが多いようです。油断しないで下さいね。15kgも軽くなったのですから、これからはもっと活動量を増やしていきますと、太りにくい体質に変わっていきます。
⑨ あとがき
今減量中の方も、それぞれ思うところがあって通院を始められたと思います。長く通っていると上手くいかない時もあるかと思いますが、そこを乗り越えて目標達成にたどり着けた時のあの達成感!山登りはしたことないけれど、頂上にたどり着いたらこんな気持ちかなと勝手に想像してしまうくらい嬉しくて、清々しい気持ちになれます。
この嬉しくて誇らしい気持ちをみんなに体験してもらいたいです。とはいえ、私もまだ維持治療が始まったばかりの身なので、体験談を書いたけどリバウンドしてしまった…とならないよう、維持に努めたいと思います。
院長註:20歳前後の時なら、受験やその他の様々な目標に向かって、チャレンジしますが、年齢を重ねていきますと、誰もが目標というものが作りにくくなってきます。以前に書いていただいた体験談の中に、減量期間(通院中)は結構辛かったけど、今振り返ると目標があって、それに向かって努力していたことが懐かしくて、思い出したら楽しかったという人がありました。どの年代でも、目標を持ちチャレンジしていった方が、生きていく上で張りがあります。